WOTAでデザイン分野を担当する松浦ほなみさんに話を聞きました。Webデザインの分野から世界各地を渡り歩くフリーランスを経て、WOTAに入社した松浦さん。WOTAにおいてデザイナーが果たす役割とは、「バックグラウンドの異なるさまざまな要素をうまく統合して、ユーザーとの接点をつくること」だそうです。(聞き手:ライター松本友也)

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WOTA製品を「もっと好きになってもらう」ために

──WOTAでの松浦さんの役割を教えてください。

デザイナーとして、商品のUI・UXから、Webサイトや製品カタログやポスター等のグラフィック、展示会用の各種制作物、取扱説明書に至るまで、WOTAの制作物全般のデザインに幅広く関わっています。

また、2023年からは、現在開発が進んでいる「住宅向け小規模分散型水循環システム」のユーザー用アプリのデザインに注力しています。実際に実証事業に協力いただいている一般ユーザーの皆さんに活用いただきながら、細部の作り込みを行なっています。

──具体的にどのような作り込みを行っていますか。

たとえば、アプリの機能としては、使用可能な水の量がリアルタイムに確認できれば、最低限の役割を満たせます。でも、私たちが目指しているのは、水利用を通してユーザーの暮らしをよりよいものにすること。そのためには、ご自身が水をどのように使っているのかを理解し、水利用の習慣をより良い方向へ導くことも必要です。それをサポートするようなアプリの機能やユーザーインターフェース設計を検証しているところです。

あとは単純に、アプリを使っていて心地よいと感じてもらったり、WOTA製品をもっと好きになってもらったりするための工夫もデザイナーの仕事なので、それに関わる部分のクオリティも追求しています。

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「まだこの世に存在しないサービス」のデザイン